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本質の解法数学II・B〈数列・ベクトル〉―Core & block 長岡 亮介(著) 1764円

受験だけのテクニックの効率的学習テキスト
中身は、本質の研究2Bとはかぶっていない。
解法テクニック満載。
● 安光氏が解答本文を書き、注意点をノートのようなところでコメント風に書いてあるところが長岡氏かも。
● 数2Bは雑多なものをたくさん含むので非常にやっかい。受験問題特有の解法もたくさんあり、正直やりながら何時終わるのかとか、いらいらする。本書は、受験数学特有の解法をシステマチックに整理して示してある。好みもあると思うが。
● 基本の例題からだんだんと発展していくブロック問題を示すというやり方で、パターン解析の問題整理の方法に特色あり。
● 数1Aからの通し番号がついている。本質の解法三冊(1A2B3C)でひとつの演習体系をなしている。
● 本質の研究2Bを併読するといっそう効果的。短期学習を目指す方は、一読されるとよい。
● この問題集は、集中すると10日以内でOK。
必要最小限の良問で構成され数学的思考力を養いながら難関大レベルまで導く!
本書は、図示による直感的な分かり易さや網羅性においては類書に若干ビハインドがある。
しかし、学習者に自らの頭で考えさせながら易から難へまた単純から複雑へとスパイラルアップさせるという工夫やレイアウト、及び受験を超えた数学的思考力を養う問題集という点においては、完成度は高いと思われる。
教科書の基礎は卒業したという中級者で、じっくり考えながら問題演習したい方には、むしろこちらをお勧めしたい。
尚、章末まで含めた収録問題の難易度は 青チャート > 本書 >= 黄チャート といった感じか。
ただし、導入がないので、入門者には向きません。
自分にとって解りやすいかどうか検討の上選択してほしい。
余談だが、評者は「これでわかる数学」を習得後、試行錯誤した結果、最終的に「本質の研究」を教科書、本書を問題集、「赤チャート」を解法事典として活用するのが難関レベルまで必要な数学好き独習者にはベターだと思われた。
効率良く学習できる
問題をひたすら解くのではなく、良問だけやっていくような形になっているので、理解しやすく、少ない問題数でも確実に力がつきます。
また問題に対する解説の文も、答えに導くための必要最小限なことしか書いてないので、自分で考えるということもしやすくなっていると思います。